seeds to dye class 2017

seeds to dye class 2017

人達が永い年月を経て工夫されてきた”こと”
青々(あをあを)とした神聖な”こと”
藍はわたしの性に合いました
藍は素材と一体となって人々の身体を護り
ときに薬となって、人々の傷を古くから癒してきました
遠い四国では、河豚の毒にあたると蒅をそのまま呑んだといいます
わたしたちの内にある藍が色褪せぬよう
忘れられぬよう         あをの用  石井 孝幸

講  座:seeds to dye class 2017
定  員:各5名(定員に達したため、募集は終了いたしました)
参加費用:70,000円(税込) 教材費,材料費,染色代込み
時  間:10時~夕刻    ※昼食はご持参ください
宿泊希望者は素泊まりが可能です。
宿泊希望者は型染を学ぶ事もできます。(別費:10,000円)
尚、天候状況によって日時の変更が生じる事がございます。予めご了承くだい。

火曜日コース(3/28,5/23,8/1,9/19,10/1,11/3〜)
日曜日コース(4/2,5/28,8/6,9/24,10/1,11/3〜)

第1回: 説明、種蒔き、精錬 
3月28日 火曜日 ・ 4月 2日 日曜日

第2回: 定植、課題説明  (晒一反の絞り染)
5月23日 火曜日 ・ 5月28日 日曜日

第3回: 刈り取り、選別、 干し、絹の生葉染
8月 1日 火曜日 ・ 8月 6日 日曜日

第4回: 刈り取り、選別、干し、ウールの茎染  
9月19日 火曜日 ・ 9月24日 日曜日

第5回: 蒅作り、速成蒅作り、沈殿藍作り 
10月 1日 日曜日(合同)            

第6回: 灰汁取り、藍建て 
11月 3日 祝・金曜日(合同)
(蒅の藍建ては1週間前後、速成蒅の藍建てには2週間前後の時間を要しますので、11月以降も毎日作業があります。可能な方はなるべく多く参加されることををお勧め致します。)   

第7回: 藍染  
11月19日~11月末のうち1日(合同)
※火曜日コースと日曜日コースのどちらかに参加いただき、同じ内容を2度受講いただくことはできません。
会 場: 地域体験施設 中丸
交 通: JR中央線/藤野駅より
     バスで15分徒歩15分
問合せ: awonoyoh@gmail.com

講師:石井 孝幸 プロフィール
旧藤野町の山間部にて藍の栽培・蒅造り・藍建てを一貫して行い、また蚕と天蚕の養蚕も行っている尚、藍染に化学的なものは一切使用していない。

絹と藍に育まれた国際むらづくり協議会より:
日本で伝統的に行われてきたすくもによる藍染めが、化学藍にとって代わったのは明治時代のこと。今では流通している藍染め製品の99%が化学藍を利用したものだと言われています。

じつは、本藍も化学藍も染めたときの色合いには大差がありません。しかしその違いは、長く使うとわかってきます。本藍で染めた物は、洗っても色落ちしにくく、生地の堅牢度がとても高いのです。

化学藍の手軽さや経済効率性に押され、本藍による伝統的な藍染めを続ける工房は少なくなってしまいました。すくもをつくる藍師も、良質の藍が採れ、藍草の一大産地として知られる徳島県を中心に、今では全国に数人のみ。このままでは伝統が廃れてしまう可能性もあります。

持続可能な天然染料「本藍」を知ってもらい、伝統的な染色技法を後世に残す。長く使える生地を作る。日本独自の美しい藍色に染め上げる。藍染めの実用性を暮らしに活かす。そんなふうに、本藍による藍染めを残し、伝えていきたい。私たちはそう考えています。